袋おじさん パート1|札幌中央区の内科なら、大通駅近くのかなざわクリニック

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コラムCOLUMN

袋おじさん パート1

ビルの上からは色々人間ウオッチングができる。「あっ!袋おじさんがいる!」とスタッフの声、この辺では有名らしい。見ると重そうな紙袋を両手に持ち、年のころ80代。ものすごいゆっくりとした足取りでデパートめぐりをし、物産展などのチラシをくまなく集めて初日に必ず現れて試食しまくり、まずいともんくをたれて、うまいと買いもしないのにたらふく食うというツワモノ。そのあとブランドの特選売り場に行き、丈夫そうな袋をくれとこれまた買いもしないのにねだるそうだ。身なりは普通で派手な色彩が好きなようで、必ずキャップとコーデしてある。住んでいるとこは不明だが浮浪者ではないらしい。尾行するにもあの亀の歩みでは無理。たまたま物産展でスタッフが見つけて袋をのぞいたら2リットルのペットボトルの水が1本ずつ入っているそうな。今のところお気に入りの袋はグランドHのもの。にくめないじいじである。